山より谷が深い。でもよじ登る

■書くのが好き。楽しんでもらえるのが好き。

たまご。小学5年生の2学期に転校した先で真っ先についたあだ名です。私は小さい頃からず~っと丸坊主だったのです。

↑この写真は小学校低学年だと思います

5年生になると、友だちと2人で学級新聞をつくるようになりました。みんなが読んでくれるのがうれしくて、多い時は毎週発行していました。毎回先生に印刷をお願いするので「ちょっと減らしてくれ」と言われたほど。企画を作って記事にして発表するのが好きだったのはこの頃からです。大学生の頃もサークルの「裏通信」として部内新聞を毎月発行しました。先輩が大爆笑してくれたのが嬉しくって続けていました。記事を作ること自体が楽しくて、読んでもらえるのが嬉しかったのです(読んでくれている時の表情はすごく気になります)。

■自ら降格を申し出た28歳。

20代の頃は、店長を派遣する会社に勤めていました(正式には「派遣」と言う言葉は使わないのですが)。店長としてはそれなりの成果を上げることができたので(一応、3年連続優秀社員賞を頂いたんですよ)、マネージャーに昇進をしたところ、

全く、成果を上げることができませんでした。

本当に全く。部下の店長たちが相談をしてきても的確なアドバイスができない。部下へのアドバイスに自信がない。部下から電話がかかってきたら周りの人たちに聞こえないように小声で話す。自信がなくなり、自ら降格を申し出ました。

店長に戻ったら活き活きします。昨年対比80%台で推移していた焼肉屋さんを6ケ月で100%超えに回復させることができて自信は回復していきました。

■居場所がなくなり退職。そのまま起業して半年売上ゼロ。

転職した先のレストランでは、店長なのに「居場所」を失いました。プライベートの影響で仕事に全力を注げない状況があり、たたき上げの副店長・料理長に押されました。店長なのに存在感がない。店長として尊敬されることもなくなっていきました。休み時間にキッチンスタッフさんに賄いをお願いすることもためらって、コンビニで買ったおにぎりをビルの陰で食べたことも少なくありません。

居場所をなくして、退職。転職はせずに独立の道を選びました。やろうとしたのは地域限定のフリーペーパー事業。あえなく失敗、独立から半年間は売上ほぼゼロでした。

■事業が波に乗りそうなときに、届いた警告状。

次に始めた事業には手応えがありました。店長時代に「このWEB作業、誰かやってくれないかなぁ」と思っていた作業がありました。飲食店専門の広告サイトの更新作業です。この代行サポート事業を始めると、やはりニーズがあり事業は拡大していきました。

調子に乗って一気に拡大を狙おうとしたところで「警告状」が届きました。広告サイトの本部からでした。弁護士さんに相談し法的に問題がないことは分かりましたが、表立って拡大しづらくなり、同業の競合も増えてきて事業は「じり貧」に向かうことになりました(結局、最後まで終わるには確か7年ほどやっていたと思います)。

■本の出版で「販促」のキーワードに目覚める

そのタイミングで初めての商業出版を実現していました。タイトルは「お金をかけずに売上を上げる販促ネタ77」です。編集者さんが決めてくれたタイトルについていた「販促」という言葉で「私は販促の人なんだ」と気づくことになります。

それから「お店向けの販促支援」を徐々に増やしていきます。すぐに効果が出るPOPの仕掛けや、目を引く動画の仕掛けなどを開発してサービス化。著書も増え、商工会議所さん・商工会さんなどに販促セミナーで呼んで頂く機会も増えました(合計で250回くらいでしょうか。その後コロナの影響もあり、しっかりと激減いたしましたよ)。

ただ、この頃から「本当にやりたいこと」と「実際にできること」にはギャップがあることに気づいてきました。私が本当にやりたいのは「お客さまのことを大切にするお店さま」のサポートです。こだわりを持ってモノづくりをしている職人さんや、商人さんを応援したい。素晴らしい品をつくっているけど、売り込みが苦手、伝えるのが苦手な方をサポートしたい。もっと繁盛してほしい。そう願っています。でも、個人店さんでは多くの販促費を捻出できません。個別に販促グッズの企画制作をしたり、中期的な支援を行ったりするのは難しいのだと知りました。

■「依頼されるんじゃなくて、注文された方がいい」

「お客さま想いのお店に繁盛してほしい」「売り込みが苦手でも、自然と売れるようになってほしい」と言う想いは変わりません。でも、販促物の制作依頼・売上アッププロジェクトの依頼など「依頼」とつくサービスはどうしても料金が高くなります。

そこで気づいたのが「依頼されるんじゃなくて、注文された方がいい」と言うことでした。「依頼」は値段だけでなく心理的なハードルも高い。でも「注文」ならば気軽にできる。

そして2022年2月からスタートしたのが「リピート販促市場」です。「売り込みをしなくても売れる」をテーマにした販促キットの販売を始めました。「3000円ほどで買えて、お店ですぐ使える。もちろん成果の出るノウハウ入りなら、喜んでもらえるんじゃないか」と考えてスタートさせました(有難いことにすぐに「これは成果出るわ」「届いた時にびっくりした」などのお声もいただけています)。

■名前を追いかける人生を

私の本名は「眞喜屋実行(まきやさねゆき)」です。この5文字を分解すると「真の喜び屋さんを実行する」となります(私はそう捉えています)。

「真の喜びって何だろう?」「それを日本中に広げていくにはどうしたらいいんだろう?」といつも考えています(が、未だに正解にはたどり着けません。ずっと考え続けます)。

リピート販促市場で実現したいことは「お客さまに真の喜びを提供しているお店さまに、もっと大活躍してもらえる仕組みと仕掛け」の提供です。日本中にたくさんある素晴らしいお店さまがもっともっと繁盛して、お客さまと喜びあえるきっかけをつくれたら、本当に幸せです。

まだまだ小さな会社で、名前に追いつくのは遠い道のりですが、これからも精進をしてまいります。

リピート販促市場/株式会社はぴっく代表

まきやさねゆき(眞喜屋実行)

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